Eifuku_Otsuka_Clinic_HP’s blog

杉並区 永福おおつかクリニックの情報を発信するページです

予約診療(WEB予約)について

当院は、患者さまの待ち時間短縮と待合室の混雑を避けるために、予約診療制を導入しています。

受診予定の方は、受診に先立ち下記の要領にて予約して頂きたく、お願いいたします。

WEB予約の方はページ下方へ

発熱・かぜ症状の方へ
発熱やかぜ症状で受診希望の方は、他の患者さまとの時間的・空間的隔離が必要なため、お受けできる人数に上限がございます。
すでに予約枠が一杯の場合は診察が難しい場合がございます。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 

<予約診療について>

当院の予約診療は、「時間帯予約制」となります。

30分単位で複数の患者さまの診療を予約し、当日はその30分の枠内で来院された順に診察します。

<予約診療の対象>

  • 通常の診療(初診、再診)
  • 健康診断の検査および結果説明
  • 各種ワクチン接種(インフルエンザワクチンを除く)
  • 自費診療の診察(初診、再診)

ただし、以下は予約なし、当日来院順とします。

  • インフルエンザワクチン接種
  • 自費診療の注射(再診)

<予約方法>

受診される内容によって、予約方法が異なります。

予約方法 窓口 電話 WEB
通常の診療(検査、治療)
・発熱・かぜ症状以外の方
通常の診療(検査、治療)
・発熱、かぜ症状(のど痛、せきなど)の方
×

通常の診療以外
・ワクチン接種(インフルエンザワクチンを除く)
・健康診断(検査、結果説明)
・自費診療の診察(初診・再診)

×

WEB予約はこちらをクリック
(当院の予約制についてご理解いただいたうえ、お進みください)

予約専用電話番号:03-3324-8720
(診療時間内にて対応)

<ご了承いただきたい事項>

  • 予約の有無にかかわらず、急病の方、緊急の診察や処置が必要な方は優先して診察します。
  • 予約なしで受診された場合は、予約患者さまの診察の後の順番となります。
  • 診察に時間を要する患者さまがいらっしゃる場合、ご自身の診察が予約時間枠より遅れることがあります。

 

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スギ花粉症の抗体治療薬(ゾレア)のご案内

当院では、重症・最重症のスギ花粉症(スギによる季節性アレルギー性鼻炎)に対して、抗IgE抗体治療薬であるゾレア®(オマリズマブ)を皮下注射する治療を保険適応で行うことができます。

従来の内服薬では鼻炎症状が治まらなかったり、眠気などの副作用のためより強力なものを使用できない方には、検討する価値の高い治療です。

この治療は、治療開始に先立ち治療の対象となるかどうかの確認や検査が必要となります。

この治療を希望する方は1月~2月上旬までに受診され、担当医と相談されることをお勧めします。

なお、ゾレア使用に関する診療には一定の時間を要します。月曜~水曜、金曜の午後外来にてゾレアの診療を行いますので、この日時での予約をお願いいたします。

<治療について>

治療期間

  • 2月から4月が治療期間ですが、患者さまの状態やスギ花粉流行の状況により5月まで行う場合もあります。

治療方法

  • 投与量:血液検査および体重をもとに決定します。
  • 2週間もしくは4週間おきに、1回あたり1~4本の注射薬剤を皮下注射します。

治療費

  • 注射薬剤費として1回あたり、3割負担で約4,500円から70,000円の間です(投与量によって金額が変わります)。
  • その他に、受診、検査にかかる費用、同時に服用し続ける必要のある抗ヒスタミン薬の処方料がかかります。
  • 治療費が高額になった場合は、高額療養費制度によって医療費の一部が払い戻される場合があります。
  • 医療費控除によって税金が安くなる場合があります。
  • 治療費などについて詳しくは、ノバルティスファーマ・ゾレア®「ゾレアの薬剤費」ページをご覧ください。

<治療の対象となる方>

下の1.~6.をすべて満たす方がゾレア®による治療の対象となります。

  1. 12歳以上で、体重が150kg以下の方
  2. スギ花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)の方
    • スギ花粉症とその他(ハウスダストやダニに対するアレルギーなど)のアレルギー性鼻炎を両方持っている方は対象です。
    • 逆に、スギ花粉症がない方は、それ以外の花粉症やアレルギー性鼻炎があっても対象にはなりません。
  3. 昨年のスギ花粉症によるくしゃみ・鼻水・鼻づまり症状が重症・最重症の方
  4. 昨年のスギ花粉症に使用した内服薬と点鼻薬が確認できる方
    • 当院以外で処方された方は、昨年の処方を覚えておくか、昨年の処方がわかるお薬手帳などを持参してください。
  5. 今年のスギ花粉症によるくしゃみ・鼻水・鼻づまり症状が重症・最重症で、内服薬と点鼻薬を1週間使用しても症状が改善しない方
    • この治療によって症状が改善した方は、ゾレア®による治療の対象にはなりません。
  6. 治療前の検査で、アレルギー活性検査であるIgEの値が治療適応条件の範囲に入っている方
    • 治療前のIgE検査は必須となります(以前の検査結果は利用できません)。
    • この検査結果によっては、ゾレア®による治療を受けられないこともあります。

<治療までの流れ>

1回目受診時

  • 昨年のスギ花粉症の症状が重症もしくは最重症であったことを確認します。
  • 昨年のスギ花粉症に使用した内服薬と点鼻薬を確認します。
  • 血液検査を行い、スギ特異的IgE抗体値と総IgE値を測定します(以前血液検査をされたことがある方でも、改めて血液検査が必要となります)。

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1週間、抗ヒスタミン薬の内服および点鼻ステロイド薬の噴霧による治療を行います。

抗ヒスタミン薬とは以下のようなお薬です。

ビラスチン(ビラノア)、デスロラタジン(デザレックス)、ルパタジン(ルパフィン)、オロパタジン、セチリジン、 レボセチリジン、フェキソフェナジン、エピナスチン、ベポタスチン、ロラタジン、エバスチンなど

点鼻ステロイド薬とは以下のようなお薬です。

モメタゾン(ナゾネックス)、フルチカゾン(アラミスト)、デキサメタゾン(エリザス)など

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2回目受診時

  • 上記の治療を1週間以上行っても効果が低く、スギ花粉症の症状が重症もしくは最重症であることを確認します。
  • スギ特異的IgE抗体値と総IgE値を確認し、ゾレア®による治療が可能かどうか判断します。
  • ゾレア®による治療対象の場合、投与量と投与間隔を確認します。
  • ゾレア®による治療について再確認を行い、注射費用などを考慮して、この治療法を行うか最終決定します。

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3回目受診時

  • ゾレア®の皮下注射の1回目を行います。
  • 投与数日後~2週間後に効果が出始め、効果の持続期間は1ヶ月と言われています。

<副作用について>

一般的な注射と同じように、副作用のほとんどが注射部位の発赤、腫れ、かゆみなどです。

また、多くのお薬にもその可能性があるように、ゾレア®にも稀ではありますがアナフィラキシーを引き起こす可能性があります。特に、初回注射後の数時間は注意が必要です。

呼吸困難、立ちくらみ、失神、蕁麻疹、全身のかゆみ、唇・舌・のどの腫れなどの症状が思いあたるようでしたら、速やかに医療機関に連絡してください。

<その他>

  • ゾレアを使用しても、従来の抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)の併用が必要となります。
  • 「原因が明らかでない慢性じんま疹」でもゾレアを使用することができます。詳しくは当院までご相談ください。
  • その他、ゾレア®に関する詳細は、ノバルティスファーマ・ゾレア®の専用ページをご覧下さい。

 

参考)IgEとは

スギ花粉が鼻の粘膜に付着すると、体の免疫防御システムは「IgE」という免疫グロブリンを作ることでスギ花粉を排除しようとします。

このIgEにスギ花粉がくっつくことでヒスタミンという生理活性物質が大量に放出されてしまいます。

このヒスタミンが神経や分泌物を出す鼻腺、血管などにあるヒスタミン受容体にくっつき、くしゃみ、鼻汁、鼻づまりなどをひきおこします。

花粉症の患者さんは体にこのIgEがたくさん存在しています。

そのため、花粉症のシーズンになるとたくさんのスギ花粉がこのIgEとくっつき、過剰にくしゃみ、鼻汁、鼻づまりなどをひきおこします。

ゾレア®はこのIgEをブロックすることで過剰なくしゃみ、鼻汁、鼻づまりなどを抑制する効果が期待できる治療薬です。

 

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インフルエンザワクチン 2回目接種について

当院では、1月から2回目のインフルエンザ予防接種を受付けます。

<2回接種について>

成人におけるインフルエンザワクチンの接種回数は1回が原則ですが、高齢の方や基礎疾患を有する方で、より高い予防効果を望む場合は2回接種を推奨いたします。

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厚生労働省の調査では、健康な方、基礎疾患を有する方ともに、1回接種でも2回接種と同様の抗体価の上昇があると報告されており、効率的な医療資源の利用の点から、国は、13歳以上の方について1回接種を原則としています。→詳しくはこちら(Q20)

しかしながら、この調査の対象者数は42人と小規模であり、平均年齢は41歳(65歳以上の高齢者の割合は不明)、さらに基礎疾患を有する者の割合は10%と少ないため、この調査結果が高齢の方や基礎疾患を有している方にも当てはまるか、については不明です。

さらに、調査項目はインフルエンザ抗体価であり、ワクチン接種回数がインフルエンザへの罹患や入院、死亡のリスクへ与える影響については調査していません。

一方、インフルエンザワクチンの添付文書では、インフルエンザワクチンは1回又は2回接種を行うとされています。

また、添付文書では、2回接種後3か月後までの有効率は77%~78.8%、5か月では50.8%と記載されています。

さらに、これまでインフルエンザに罹ったことがなく、基礎的な免疫(基礎免疫)を持たない方は、基礎免疫を持つ方と比べて、インフルエンザワクチンの効果の持続期間は1カ月近く短縮するとも記載されています。

従って、成人におけるインフルエンザワクチンの接種回数は1回が原則ではあるものの、より高い予防効果を望む場合、2回接種を妨げるものではありません。

2回目のインフルエンザワクチン接種をご希望の方は、当院までお越し下さい。

<費用>

  • 2回目接種の費用:2,520円(税込み)
  • 1回目を当院以外で接種された方は、1回目の接種を証明できる書類をご持参ください(ご持参いただけない場合は、1回目接種の金額(3,960円(税込み))となります)。
  • 1回目を当院で接種された方は、証明書類の持参は不要です。

なお、当院のインフルエンザ予防接種は予約不要・来院順となります。

→詳しくはこちら

 

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各種ワクチン接種 実施中です

当院では、以下のワクチン接種を実施中です(自費診療)。

(インフルエンザワクチン、新型コロナワクチンは別ページをご覧ください)

接種を希望される方、詳しい説明を聞きたい方は担当医までご相談ください。

 

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インフルエンザワクチン接種について

現在、インフルエンザワクチン接種を受け付けています。

65歳以上の方および60歳~64歳で一定の要件を満たす方は杉並区の費用助成の対象となります。

詳細は杉並区ホームページでご確認ください。 → 詳しくはこちら


費用(自己負担額)

・費用助成対象の方:2,500円(課税対象外)

・費用免除対象の方(一定の要件を満たした方のみ):無料

 → 詳しくはこちら

・上記以外の方:3,960円(税込み)

・2回目の方:2,520円(税込み)

→ 2回目の接種について、詳しくはこちら

となります。

<予約について>

当院では、以下の理由からインフルエンザワクチンは予約なし、当日来院順の受付とします。

・ワクチンの入荷状況が安定しない可能性があり、予約を確約することが難しいため

・インフルエンザの季節性流行の点から、早めの接種が推奨されるため

*現時点で1日あたりの受付上限人数は設定していません。ただし、在庫が切れ次第終了となります。

*ワクチン在庫切れの場合は、当院HPにて速やかにお知らせいたします。

<予診票をご持参ください>

 杉並区費用助成にて接種を受ける際は、区から送付された予診票を必ずご持参ください。

(予診票がない場合は杉並区費用助成で接種することはできません。)

 

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帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンは、現在2種類あります。

・弱毒化生ワクチン(ビケン):以前から水痘(水ぼうそう)のワクチンとして使用していたもの
・不活化ワクチン(シングリックス):近年使用できるようになったワクチン

それぞれのワクチンの違い(比較)は、次の表の通りです。


https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000207078.pdf

弱毒化生ワクチン(ビケン)は安価なことがメリットですが、予防効果は劣ります。
逆に、不活化ワクチン(シングリックス)は、高い予防効果を認めます。
一方で、高価であり、さらに2回接種の必要があります。

なお、50歳以上の杉並区民は、区の費用助成対象となります。 → 詳しくはこちら
費用助成制度を活用して、ワクチン接種を受けられることをおすすめします。


ワクチン接種に迷われた方は、当院の医師までご相談ください。

 

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